どうしてこうなってしまったのか。
そんなことを考えては落ち込む日々が続いた。
きっと同じような理由で走れなくなったランナーもいるだろう。
そして、いま元気に走れていても、
いずれ同じような症状で走れなく なるランナーもいると思う。
何がいけなかったのか。
キッカケはあるのか。
そんなことを振り返り、
腰痛を抱えながら走っている
ランナー(脊柱管狭窄症予備軍)の参考にしてもらいたい。
たしか40歳を過ぎた頃だったと思う。
腰痛が激しくなり、専門の医師に相談したことがある。
レントゲンだけではなくMRIなどで、腰の状態を調べてもらった。
その結果はヘルニア。
「重いものは絶対に持たないでください! 」
医師からはそう告げられた。
そうは言われても、見た目健康な中年男、
職場で「腰を痛めているので無理です」
なんて、言えない。
グッと沈んでしまう柔らかいソファーには座れない。
デスクでの仕事は、姿勢を意識して座った。
あまり意識せずに生活できたのは50代に入ってからだと思う。
ただ書店で立ち読みしているとき、
ホームで電車を待っているときなどに、
急に腰をかがめてしまうほどの痛みが襲ってくることは度々あった。
その後、身体を軽くすることも腰痛にいいのでは?
と思い、以前から走っていた相方とともに、
ダイエット目的で走り始めることになる。
撮影日:2013年12月30日