午前4時過ぎ、隣で寝ている相方がゴソゴソ動き始めた。
「起きている?」
「ん…。」
「どうする?」
「今日はゆっくり身体をやすめようか。」
「んだな!」
おばあちゃんとおじいちゃんは2度寝へ。
昨日は久しぶりのギターのレッスンだったが、仕事が終わらずに残念ながらお休みすることに。20時過ぎに職場を出て、小田急線の急行に乗ろうとしたが目の前でドアが閉まってしまった。
「たまにはのんびりと各駅停車で帰るか!」
feedlyで気になる記事をチェックしていたが、ウトウトしてしまい目が覚めたら相模大野だった。
ん、誰かオレを見てる!
ヨダレでも垂らしながら寝ていたのか?
普段はメガネを掛けているが、老眼鏡を使いたくないため、度の弱いレンズをいれているため、遠くが見えない。
女性が近づいてきた。
「まっくさん、いま帰り?」
やっと誰だかわかった。
「みっともないとこ見られたなぁ」
「ん?中央林間から乗って、ここで乗り換えたら、まっくさんがいたので。」
(よかった。みられてなくて)
もう30年も前に遡る。
彼女は音大を目指していた高校生だった。
当時は彼女と同じように音大を目指している高校生ための学習プログラムを組んでいた。
毎週土曜日にはそんな高校生が多く集まり、とても賑やかだった。
彼女は無事に音大に入学し、卒業。
現在は音楽の先生となっている。
キラキラした高校生だった彼女は、アラフィフと呼ばれる年代に。
でも、ずっと自分の好きなことをやり続けているからなのだろう、
いまでもキラキラした輝きのある女性のまま。
電車を降りるまでの10数分の間、ずっとおしゃべりしたが、
昔話はいっさいなし。
お互い50歳、定年退職という区切りを迎えて、
これからの目標というか将来のことばかり。
「昔は若かくて、楽しかったねぇ。」
そんなことを話しても、年老いた自分が若返りするわけではないし。
この先もずっと演奏活動を続けていきたいという彼女。
「ステージに上がって演奏するのはとても緊張するけど、『見られている感』が心地よくて、さらに自分のキラキラ度を維持してくれるから続けていきたい。」
見た目はキラキラというか、テカテカしている自分。
彼女のように内面から出るキラキラ度を上げないとね(笑)
ってなことで、今朝は走らずにのんびりと朝食をいただく。
んでば、まだ👋