Days of Mac and Run

2022年6月に腰椎後方固定術で腰部にチタンスクリューを埋め込んだ元サブ3.5ランナーのジョグブログ

脊柱管狭窄症になってしまった原因 その3

コロナウィルスの感染拡大の兆候があわられた2020年2月になんとかギリギリのタイミングで開催された「青梅マラソン」が最後のロードレースだった。その時のタイムは、2時間23分04秒。その大会以後、次々にマラソン大会が中止になった。エントリーしていた静岡マラソン、チャレンジ富士五湖、仙台国際ハーフマラソンももちろん中止。それでも走りたいという気持ちが強く、オンラインでフルマラソンを走る練習会のメンバーと一緒にフルマラソンの距離を走ったりしていたが、やはり不要不急の外出は避けようと、徐々に走ることのモチベーションは下がっていった。

結局その年は、11月の激坂最速王決定戦と練習会のコーチ主催のフルマラソンに参加しただけ。それまで年に3回のフルマラソンハーフマラソンは年間5レースぐらい参加していたことと比べると、やはり年間の走行距離も下がり、モチベーションも低下していった。

翌年の2021年もハイテクハーフが中止、さらにまたしてもチャレンジ富士五湖、仙台国際ハーフマラソンが中止となってしまった。そんな中で参加した唯一のイベントがオールナイトで横浜から箱根まで走る「みちくさウルトラ60km」だった。

2020年、2021年とコロナの影響があり、週末の練習会に参加はしていたものの、やはりコロナ前と比較するとガチな練習はできていなかったと思う。

で、そのことが脊柱管狭窄症とどうつながったか?
実はランニングプロデューサーの坂本雄次さんがこんなことをブログで書いている。

人間の身体は実にうまくできている。 芯に相当する骨格の周りを筋肉と筋が繋ぎ、骨格のジョイント部分(関節)によって動きによって発生する衝撃を吸収してくれる。これらのパーツはバランス(均衡)によって保たれていて、このパーツのどれかが崩れると故障を起こす。 身体を支えている2大要素である筋肉と骨格のバランスが崩れると、様々な障害が起こってくる。椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などがその典型。骨格を支えている筋肉の力、つまり筋力が加齢や運動不足で衰えてくるとてきめんに症状が現れてくる。 私の場合は55歳を境にこれが出てきた。 40代半ばの転職によって極端にトレーニング量が減り(減る、というよりも全く時間が無くなった)、身体の手入れや強化がおろそかになったからである。半分は肉体労働みたいな生活だから、使う一方では預貯金(体力・筋力)はすぐに底をついてしまう。 腰骨を支えていた筋力が加齢で衰えると椎間板や脊柱管への影響が出てくる。これは運動していない人はなおさらである。関節や筋肉の柔軟性を保つことがこれらの障害予防には欠かせない、だから運動していない人はストレッチやウォーキングを、運動している人はその継続を、ぜひともお勧めしたいのである。

 
 コロナ禍で走ることのモチベーションが下がり、練習量が減り体力、筋力が徐々に減り、ついには底をついてしまった。その結果が脊柱管狭窄症につながったのかもしれない。

要因はひとつだけではないと思う。
クッションの効いたソファーを新調したこと。腰が痛いにもかかわらず自宅〜大山を往復30km走ったこと。そんなことがキッカケだったかもしれないが、「無理をしたこと」、そして「無理をしなくなったこと」 が、その原因だと思っている。

そんな身体になってしまっても「走りたい」という気持ちは強い。
次回からは、脊柱管狭窄症から奇跡の復活をするための、日々のリハビリについて綴ってみるつもりだ。(次回に続く)

撮影日:2020年2月16日青梅マラソン打ち上げ
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